- ビットコインを買ったけど、取引所に置いたままでいいのかな
- ウォレットってなんだろう。移したほうがいいのかな?
そんな疑問や不安をお持ちの方はぜひこの記事を読んでください。
ウォレットとは仮想通貨を置いておく場所です。(←この言い方半分間違っています)
正確に言うと、仮想通貨自体はブロックチェーン上にあり、それが「自分のだよー」と示すコード=秘密鍵を入れておく場所がウォレットです。
この記事を読むと、「ひとまずビットコインを買ってみた」もしくは「これから買ってみる」という人が、ウォレットについて理解し、どれを選えばいいかがわかるようになります。
ポイントはひとつずつ理解して自分で決めることです。本記事の内容は下記になります。
頑張って、仮想通貨リテラシーをあげていきましょう。
その前に、仮想通貨、ビットコイン、ブロックチェーンの意味わからない!という方こちらをどうぞ。
それではさっそく行きましょう。
ビットコインを買ったら取引所ではなく自分のウォレットに入れるべきか
ビットコインは、取引所に置いておくか、自分のウォレットに移すべきか。
これは人によります。ではみなさんはどうすればいいのかを確認していきましょう。
比較してみます。
一つずつ説明します。自分はどっちがいいかなという視点で読んでみてください。
ビットコインを取引所に置いた方がいい人
少額しか置かない人
少額しか取引所の置いてない場合は、手間や手数料をかけて自分のウォレットに送金する必要はありません。
少額とは?どのくらい?となりますが、自分にとって最悪なくなっても「ま、仕方ない」と思えるかどうかで決めてください。3万円の人もいれば、10万円、100万円の人のもいるかと思います。
また、日本の取引所では、補償された事例があったり保証制度があったりするので(詳しくは後述します)、むしろ取引所に置いておいた方が安心という意見もあります。
PCなどのセキュリティが苦手
自分のウォレットに移す最大のポイントは、自分のビットコインを安全に保管することです。
そのため、パソコンやスマホのセキュリティのことを調べたり設定するのが苦手という人は向いておらず、取引所に置いておいた方が安全です。
仮想通貨の勉強が苦手・全然わからない
ビットコインはブロックチェーンの技術を使っています。(ブロックチェーンの説明はこちらの記事をどうぞ)
ビットコインを自分のウォレットにいれて送金したり、使ったりすることはそのブロックチェーンにある自分のビットコインを動かすことになります。
送金方法や使い方など、仮想通貨に関わるさまざま事を、理解して着実にやらないと大事な資産を失うことになります。
そもそも勉強はしたくない、少しだけビットコインを買ってみただけという人は、取引所に置いておいた方がいいいです。
取引先に置いておく場合も、複数の取引所におくとハッキングのリスクが軽減します。
また、使い勝手・手数料等で取引所は乗り換えてもOKです。
ビットコインを自分のウォレットに入れた方がいい人
自分のウォレットに入れた方がいい人は次の2通りです。
そこそこの金額を持つ人
取引所は過去にハッキングされて、仮想通貨が流出した事件が何回もあります。(コインチェックのNEM流出など)
そんな歴史から日本の取引所は逆にセキュリティが向上してきていますし、「資金決済に関する法律」の中に仮想通貨について定めらてれいて、改正も進んでいます。
しかし銀行のペイオフ(1,000万までの預金の保護)のように保証は明示されていません。
取引所ごとに保証制度を発表していますが、セキュリティが完璧とは言えないのが現状です。
そのため無くなったらすごく困るという金額の仮想通貨を持っている人は自分のウォレットでしっかり管理することをおすすめします。
仮想通貨の醍醐味を味わいたい人・勉強したい人
ブロックチェーンに興味をもったり、スゴイ!と思ってもっと知りたい・勉強したいという人は
ブロックチェーン上でビットコインを動かしてみることは、勉強になりますし、仮想通貨リテラシーが一気にあがるチャンスです。
知識として知っているのと体験してみるのとでは、理解の深まりや楽しみが全く変わります。
ただ、自分でビットコインを管理して動かす中で、ミスして大事なビットコインを無くしてしまう(セルフゴックスといいます)危険も大いにあります。
もっと知りたい・醍醐味を味わいたい人はチャレンジしてほしいですが、物をなくしたり管理できない人は向いていないので要注意です。慎重に行きましょう!
仮想通貨のウォレットの種類(用語の説明)
取引所か自分のウォレットかという話をしてきましたが、ウォレットにも種類があるので整理します。
①取引所のウォレット
株でいうと証券会社にあたります。お金を置いたり、売り買いしたビットコインを置いておく取引所のウォレットです。
取引所を運営している会社に現金やビットコインを預けている状態です。
メリットとデメリットを見ていきます。
- ビットコインの売り買いがすぐにできる
- 取引所によりある程度補償される可能性がある
- 取引所がハッキングされるとビットコインがなくなってしまう
⇒ 例)2014年マウント・ゴックスで円流出
- 取引所のよっては送金手数料が高い
取引所がハッキングされて預けていたビットコインや日本円が流出してしまったとき、補償しなくてはならないという法律は残念ながらありませんが、日本の各取引所は対応してくれます。
例えば、
bitflyerの場合、きちんとした操作をしている中でメールアドレスやパスワードなどが取られて日本円の損害を受けた場合は、諸条件はありますが最大500万円まで補償されます。⇒ 詳しくはこちら。
コインチェックの場合は、明記はされていませんが、実際に2018年にNEMが流出してしまったときは、補償がされています。⇒ 詳しくはこちら。
2021年2月20日通信障害が起きて、bitflyer、コインチェックともに繋がらず売買や残高の確認ができなくなることもありました。(私のコインチェックの画面もずっとこうなっていました。)
このときはハッキングではなくサーバーエラーだったので資金流出はありませんでした。
取引所のウォレットは絶対安心と言えません。。
②ウェブウォレット
インターネット上にあるウォレットのことです。(取引所のウォレットもウェブウォレットです)
サイトに登録して常にインターネットにつながっているウォレットで仮想通貨を管理します。
例えば、BitZeny、MyEtherWallet、Gatehubなどがあり、扱う仮想通貨も異なります。
- 即時支払い・決済に向いている
- パソコン・スマホなどの端末に縛られない
- セキュリティはサイト側でやるから楽(安全といいきれないが・・)
- ハッキング・ウィルス感染などの心配がある
即時支払い・即時決済に向いています。またネット環境があればパソコン・スマホなどの端末に縛られないのも利点です。
しかし、これはすべて取引所のウォレットでもできます。
取引所以外のウェブウォレットは初心者にとってはあまり利点がありません。
③ソフトウェアウォレット
アプリなどソフトウェア上のウォレットです。
アプリをダウンロードしてそこに仮想通貨(の秘密鍵)を保管します。
例えば、Copay、Ginco、Bitcoin Core、などがあります。
- サーバーに仮想通貨(の秘密鍵)を預けないのでセキュリティが強い
- スマホにいれてWi-Fiや通信を切るなどするとオフライン管理ができる
- 無料または安価なものが多く手軽に始められる
- スマホ紛失故障・パソコン故障の心配がある(バックアップが必要)
- セキュリティは自分でやる必要がある
手軽さを考えると初心者が自分のウォレットを持つのはソフトウェアウォレットがおすすめです。
④ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットはインターネットにつながっていないメモリや紙などに保管します。
USB形式のものだとLedgerがおすすめです。(詐欺が多いので公式サイトから購入してください。)
ペーパーウォレットも安心です(火事になるとなくなりますが・・・)
ソフトをダウンロードして、インターネットをオフにし、PCで秘密鍵を生成、印刷するという流れ(それも無料)でできます。
- ハッキングリスクがほとんどなくなる
- 貸金庫などに入れるとほぼ完ぺきに保管できる
- コンパクトなので持ち運びも楽
- 万が一壊れても、(24個の登録した単語で)復元が可能
- 忘れたりや火事など紛失しないように自分で管理する必要がある
- ハードウェアウォレットを購入するためお金がかかる(ペーパーウォレットは無料)
- 初心者には使い方がむずかしい
持っている仮想通貨の額を大きくなってきたらハードウェアウォレットに入れたいですね。
【補足情報】ホットウォレットとコールドウォレットについて
インターネットに常に繋がっているものホットウォレット、必要な時のみつなげるものをコールドウォレットと言います。
すなわち、「取引所のウォレット・ウェブウォレット・ソフトウェアウォレット」はホットウォレット
「ハードウェアウォレット」はコールドウォレットになります。
初心者は焦らなくてOK。ステップアップしていこう
おばガールのキキがすすめるウォレットのステップアップ方法です。
自分に合う方法を探ってみてください。
手数料が安い、使い勝手のいい取引所を見つけてみましょう。
初心者におすすめの2大取引所はこちら。
複数試してみるのOKです。ハッキングのリスク分散にもなります。
自分は取引所に置いておくのがいいと思った人はステップ①で終わったもいいですし、興味があるからや、ビットコインの量が増えてきたらより安全にしたいという人は、
ステップ②、ステップ③に進んでみてください。
進む場合もすべてのビットコインをひとつのウォレットにいれるのではなく、取引所・ソフトウェア・ハードウェアとわけておくとリスクが減ります。
自分はどれがいいのかじっくり自分をみつめて考えてみてください。ww
キキ