ママになったら、昇進できず、キャリアが閉ざされ、辛いです。
マミートラック辛いですよね。悔しいし、やり場のない気持ちになります。。
マミートラックになると、仕事のモチベーションを保つのも難しくなってしまいます。
私も二人の出産で、産休・育休2回とりました。そしてがっつりマミートラックに乗っかり1年で1ランク昇進できそうだったのが結局6年もかかりました。
その間何度も何度も泣きました。(ほんとに悔しかった)
そこでこの記事は、私のようなマミートラックで悔しい思いしている人が、モチベーションをあげるためにどんな対策をしたらいいのかについてまとめます。
この記事を読めば、「マミートラックに乗ってしまったママが、重くなった気持ちが軽やかになり、前向きに」なれます。
本当につらかった(今も続いてますが)私なので熱く語ってしまいますが、お付き合いください。
マミートラックとは?何が辛いの?
マミートラックって何?
まずは、意味を確認します。
子を産んで母となり、育児と仕事の両立が実現できているが、いわゆる出世コースからは完全に脱落してしまい、昇格や昇進の望めない仕事に限定・固定されてしまっている状況。
Weblio辞書
キャリアウーマンとして生きるよりも、母親として生きる道を選ぶ女性の生き方。
デジタル大辞泉
頑張っているのに、ママになったことで、出世コースから外れ、仕事へのモチベーションがなくなったり、やりがいを持てなくなっている状態を言います。
マミートラックは何が辛いのか
マミートラックになって辛いことはたくさんあります。
例えば、
・昇給や昇進を希望して頑張っているのに、正当に評価されない
・実力では負けていない同僚や後輩が先に昇進する
・やりがいのある仕事がやらせてもらえない
などです。
マミートラックは基本的に、企業が成熟していないことで起こります。
そのため一人がわめいても騒いでもどうにもならないことが多い。
これがまたつらい。。
私もとっても悔しい思いをしてきました。
その体験談を書きます。急いで読みたい方はスキップしてくださいね。
KIKIのマミートラック体験談
1年目 上司が昇進を申請(協議はされたが、人事部で却下)
2年目 【妊娠】2ヶ月つわりで不在にしたことが理由で昇進できず
3年目 途中から育児休暇取得のため評価対象外
4年目 5月復帰【再び妊娠】3月末につわりで不在。評価時不在だったため昇進できず
5年目 4月つわりで不在、9月育休。8日足りず評価対象外
6年目 5月復帰12月まで時短勤務
⇒ ようやく昇進
1年目にぎりぎり昇進できなかったのは実力不足だけど、そこからはマミートラックにどっぷりでした。
実際に昇進するまで6年かかりました。
妊娠、つわり、育休で休んでいた期間は、20カ月(1年8ヶ月)。。なはずなのに、6年かかりました。
当然同じくらいの同期は順調にあがり2ランクほどの差が。。。もうどうやっても簡単には取り戻せない差です。
休んでいた期間分だけ差がでるだけなら納得しますが、それ以上の差がでてしまいました。
ほんとにマミートラックは恐ろしい。(どんなにもがいても騒いでも現実は変わりません)
マミートラックに乗ったらどう対策するか、モチベーションのあげ方
マミートラック対策1:落ち着いて整理し、書き出す
マミートラックではないか!?と思ったら、まずは整理してみましょう。
やることはこれです。
「時系列で、何が起きて、どうマミートラックになっているか書き出す」
悔しいし、やり場のない怒りも覚えるマミートラック。
時としてパニックになってしまうことがあります。
まずは落ち着くためにも、客観的に説明できるものを用意します。
私も実際にこれやりました。そしてとても役に立ったので、おすすめです。
メリットをあげます。
マミートラック対策2:上司や人事に伝える
マミートラックに乗ってしまって辛い、どうにかしたい場合は自ら行動をします。
対策1の方法で状況を書きだしたら、それをもとに上司に相談しましょう。
上司に、想いを伝えることは大事です。
会社が成熟していないと、相談したところで、何も状況を変えられないこともあります。(私がそうだった)
でも聞いてもらうことは大事です。
また、会社の制度に疑問がある場合は、直接人事の担当を捕まえて相談しましょう。
私は上司と人事両方に掛け合いました。結局どうにもならなかったけど、親身に聞いてくれました。
どうにもならなかったのになんで相談してよかったと思うのか。
それは、次の事が実感としてわかったことです。
企業が成熟していなから、起こったこと
自分が悪いのでもなく、上司や同僚が悪いのでもないということが実感できました。
マミートラック対策3:順調にいっている人と比べない
必死に、成果をだそうと頑張ってきた人ほど、マミートラックに乗ってしまいます。
マミートラックに乗って悔しい人は、頑張っている人なのです。
そんな中私がやってしまって辛くなってしまったのは、
「順調に昇進している人と比べること」
でした。
この人はできる!負けないように頑張ろう!と(勝手に)切磋琢磨していた人が
マミートラックに乗っている間に、どんどん昇進している。
これ本当に悔しいです。
わかります。でも視野を広げてみてください。
どうにもならないことなので、自分を納得させるために理由を考えます。
例えば
・私には、こんなにかわいい子どもが存在してくれている
・家族がいて、健康で働けている
などです。
月並みですが、本当に周りと比べても何も変わらないです。
マミートラック対策4:やりたいようにやることを目指す
昇進してようがしてまいが、会社で働く時間があることは変わりません。
なので、この状況でもこの会社で働くと決めたのなら、これを意識してみてください。
「やりたいようにやることを目指す」
やりたいようにと言っても、自由にさぼりながらやるという意味ではありません。
自分のスキルがあがるようなチャレンジをやれるようにするということです。
組織の中にいるので、簡単ではないですが、自分でやりたいことに手をあげたり、提案したりしてじわじわとやりたい事をやれるようにしていくのです。
できたら、働くのも楽しくなっていきます。
自分のやりがいは自分で勝ち取る精神ですね。
マミートラック対策5:本当はすごいんだアピールはしない
マミートラックに乗っていると、本当だったら、評価されて、上のランクにいるべきだと思ってしまいます。(実際そうです)
でも、周りの人にはそれは関係ないことです。
なので、偉そうに命令したり、機嫌悪くなったり、文句ばかりいったりするのは最悪です。
全くいい事がありません。
やることは「結果で示すこと」以外にありません。
ここは踏ん張って頑張りましょう!
マミートラック対策6:本当にだめな状況か確かめる(実は幸せかも)
マミートラックに乗っかって辛くてどうしようもないときは、本当に自分にとってだめな状況なのか確かめてみてください。
マミートラックに乗れたことにより、ワーママの生活が成り立っているという人もいます。
子どものことをちゃんと考えられる状況になっていることもあります。
会社で上に登りつめることだけが、幸せではないです。
自分にとって何が幸せなのか本気で考えるいい機会になります。
私は出世しない道もいいと少し思えるようになってきました。
マミートラックに乗った人の口コミ・体験談
ここではいろいろな人の体験談や口コミを紹介します。
企業が成熟しないかぎり、女性はどこかで大変な思いをします。
20代で早めに子供を産み
— ワーママはる@打倒長時間労働! (@wa_mamaharu) November 17, 2019
マミートラックに歯を食いしばってきた同期女性達が最近管理職になってきてる(子供小学校高学年〜)
かたや30半ばまでに昇格し、最近高年齢出産した同期達は今赤子を抱えて硬直してる。
結局
一直線型キャリア企業にいると
女性はどこかで必ず立ち止まるのかと痛感中。
個人的にはこういう意見が好きです。めちゃ前向き!
私、実は、四年前に復職してから、ずっと #マミートラック を走り続けている。
— ようこ@ほめる達人 (@yoko_kokoro) May 12, 2020
でも、出世コースに乗せられて、ノロノロ歩いてるよりは、マミートラック爆走してたら、いつか、力がつくと思うんだ。あと10年、多分、このままだろうけど、本気で頑張る💪それが家族と会社のためだから。
やりたくない仕事させられたり、評価されないのはやはり納得がいかないです。
たぶんなんですけど、マミートラックには2種類あって、①本人の望まない簡易的な業務に回される②同じように働いているのに「有休使い切る」「毎日定時で帰る」などを理由に、残業を厭わない、有休使わない人と比して評価が低くなるってのがあるんだと思います。 https://t.co/Goh2cW1iHX
— Izmi (@Izumi72) March 26, 2020
社会全体のリテラシーが向上しない限り、こういうことが起きます。
悪気なくやる「好意的性差別」が本当にタチが悪いですわ
— Lilac (@Lilaclog) May 23, 2020
古典的なのだと「子育てと両立は大変だと思って」突然出世コースから外されマミートラックへの異動。妊娠を報告したら「無理して体に障ると大変だから」とプロジェクトリーダーから外す、など https://t.co/ddatP0i2lY
ワーママのマミートラックに関してのアンケートです。仕事内容の変更を自分で希望できている方も多いようです。
みなさんそれぞれで苦労されています。。。
マミートラック時に凹んだこと、モチベーションがあがったこと
実際に職場でマミートラックに乗ってから、凹んだこと、元気が出たことをあげます。
マミートラック時に凹んだこと
・「頑張っているし評価しているけど、昇進のことはどうにもできない」と言われる
・年下で、フォローしまくってた子たちが先に昇進
・ここからどんなに頑張っても年齢的に目標の役職まではいけない
・ランクで区切られて、参加できない会議や研修がある
・役職の高い人のフォローをさせられることが多く、なのに評価もされない
思い出すだけで泣けちゃいますが、何気ない事や発言がぐさっと来てしまいます。
穏やかに純粋に仕事がんばりたいのになかなか辛いところです。
マミートラック時に言われてモチベーションがあがったこと
・期待してるからもう少し頑張ってみてほしい
・恥ずかしがることはない、タイミングだから
一つ目は、「何のために頑張ってきたのかわからない、心が折れそうです。」と上司に相談したとき、言われた言葉です。
「期待しているからもう少し頑張ってみてほしい」
辛いのもわかってくれてて、どうもしてあげらないけど、頑張ってとエールをくれたのです。
ちょっとでもわかってくれている人がいるだけで助けになります。
二つ目は、6年かかってようやく昇進したときに「いまさらこのランクになっても恥ずかしい」とかわいくない発言をしたときに先輩が言った言葉です。
「恥ずかしがることはない、タイミングだから。男の中でよくがんばってる」
涙腺バカの私はすぐ泣いちゃいました。
わかってみていてくれる人はいるということですね。
乗ってしまったらマミートラック道のプロになれ!退職はそのあとで。
まとめです。
マミートラックに乗ったら、下記の対策をします。
どんな状況でも折り合いをつけて、自ら選んで突き進んでいくしかないです。
まだ成長中の私ですが、今は マミートラックに乗ってよかった とまで思っています。
もちろん悔しい気持ちもあります。
でも、理不尽な立場に追いやられたとき、どう立て直し、どのくらい幸せに生きられるかの方が100倍重要です。
会社の役職なんて小さいことです。
幸せに生きることのほうが重要です。
それでも納得がいかない、居場所がない、我慢できないときには、退職、転職を考えてください。
それも逃げではなく次の一手になります!
一緒にがんばりましょう!
KIKI